3月29日のご報告です
遅くなりましたが、3月29日の作業報告です。
今回の現場は陸前高田市です。
陸前高田市は震災後4月より、長洞地区、広田地区でお手伝いさせていただいてましたが、
2011年12月を最後にご無沙汰をしておりました。今回は久しぶりの訪問です。

海岸近くにあって唯一残った建物。当時二棟あったうちの、手前の一棟は残すことに。

5階建ての建物ですが4階部分までは津波で完全に壊されてしまっています。
陸前高田に入るには必ずここを通りますが、毎回通る度に初めてここへ来た時の衝撃を思い出します・・



この日お手伝いをさせていただく陸前高田市復興サポートステーション。

当時長洞地区の漁業組合の会長さんです。

会長さんは、ボクたちが到着すると真っ先に駆け寄って来てくれて
『あの時一番最初に来てくれて ありがとう』 って、言ってくれました。
なによりも、ボクたちのことを覚えてくれてたのが嬉しかったです。
そして、あの時のことを覚えていてくれたからこそ、
『他のボランティアの人達じゃ危ないから、是非皆さんにやってほしくて』って待っててくれてたみたいです。
今回の現場です。


土地活用のために伐採をおこなった山。しかし、お金になる木は下ろしてもらえたのですが、お金にならない木は放置されたため、残ってしまった材木を山肌から下ろす作業です。
右下で作業の様子を見てるのが

依頼者のお父さん。とても個人でできる作業ではありません。

かなり急な斜面をよじ登って行きます。

遠くで見た時はわからなかったのですが、上ってみると小さな木もたくさん残されてしまってます。

まずは大物から搬出します。こんな風にデカイのを持ち上げて・・・・
ソンビ君が2mですので、木の長さは4mくらいありそうです。


ヨイショ


そしてひたすら下に落とします。


上から見るとこんな感じです。

もっと上から見ると・・・作業ヤードの広さと高さがよくわかります。

ひたすら頑張ります。

兎に角頑張ります。


男ならこんなのでも一人でいけるんですけど

女子一人じゃ無理だよね?

ここはすかさずヘルプ。

急斜面は普通に歩いててもこんな感じで

とにかく足場が悪いのです。

通常の作業に加え、足場の悪さがどんどん体力を奪っていきます。

そんな斜面での作業が続くと疲れてフラフラに。

すると、イライラしてくる輩も。
なに見てんだ?

やんのかコラ?

落ち着いてよー。

と言いながらも、ワタシも疲れちゃった・・・。

では、ひとまず休憩にしましょう・・・
と言った矢先、手の早い輩が・・・。
「勝手に持ってくなよ」

「窃盗か、コノヤロー」

予想以上に体力を消耗し、皆さんイライラしてますね・・・。
あれ?休憩の時に下りてこない人がいますが・・・。

瞑想してる?

理由はまた登るのが嫌だから。
休憩が終わるとまたこんな感じで四足動物で登らなくてはいけません。

なぜか成田リーダーだけ緑のビブス?イジメられているんでしょうか?
強靭なリーダーもこの斜面ではすっかり四足状態です。

頂上付近では少しフラットな場所があるようですね。
しかし大物がゴロゴロ転がっています。


どんどん運び出します。

中腹も大変です。
斜面に引っかかった木材はデカすぎて手では動かせません。

テコを使ってなんとか転がします。

それでもデカすぎて途中で止まってしまう・・・


なんとか下ろしたら

さらに

集積場所まで寄せます。全貌を見ると凄まじい太さの木ですね。

下の道路では交通誘導。車を止めています。

理由は
上にいるのが

ただただポイポイ投げ下ろすから危ない!

最初のうちは大きくてわかりやすかったのでいいのですが

だんだん小さくなってきて

夢中になって投げすぎです。

下界の人たちは道路に飛び出した木の回収作業。

大人4人でも持ち上がらない木が落ちてしまいました。
ゾンビ君たすけて。

よっしゃ、せーの、

ズルッ

本当に足場が悪そうです。ここは地下足袋が必要そうですね。
結構な量を出しましたね。
とりあえず午前の作業を終了します。

今日はこちらの公民館をお借りして昼食です。

思った以上に体力を消耗したので腹ペコなんですよね。塩分不足、醤油も大量投入。

大盛り大盛り。

おかわりおかわり。


HPを回復したところで午後の作業開始です。

この人は軽いの専門ですかね。

まだデカイのがゴロゴロしていますね。


HPはみるみる減っていきますが、どんどん運び出します。

一人で持てないのは

チームワークで協力して運びます。

こちらでも。

協力しないんだ・・・・。

なにか?

カメラを意識した演技だと信じたいものです。
そんな状況の中でも上の方はなんとか終了。
少し余裕が出てきた高田の大仏様。

なにやってんの?
切り株を見ると座りたくなるその心理・・・・。

それは急斜面にあって唯一平らな場所だからなんでしょうね。
次は下に下ろした木材を長さや太さで選別しながら片付けです。


ここもかなりの重労働のようです。


一人じゃ持ち上げられないモノばかり・・・



これは超大物、ボスキャラ登場ですね。
まるでエジプトのピラミッド構築の奴隷状態デス・・・・


皆さんの頑張りのおかげで選別も終わり

無事作業終了です。
最初の写真と見比べていただければ随分サッパリいたしました。

目に見える作業はやり甲斐がありますね。
皆様、重労働本当にお疲れ様でした!
陸前高田市の現在の様子です。
津波で全損した市街地は盛土をおこない嵩上げをおこなっています。
土砂運搬は大型トラックをあまり走らせないようにコンベアで土砂を運んでいます。

県が違えばシステムも違うようで・・・

一日で2万立米の土砂を切削し運び出す巨大システム。
このやり方が正しいかどうかはボクらではわかりません。
でも未だ仮設住宅で不自由な暮らしをされている方、
一日でも早く住んでいた所へ戻りたいと思う方が大勢いらっしゃるのは間違いありません。
2011年4月、当時。

現在。

2011年4月

現在。

瓦礫はすっかり片付いて町は整備されていますが、町の人たちはまだ帰って来られません。
本当の復興にはまだまだ多くの時間が必要だと思われます。
長い間この町を見てきた一本松もどこか不安げに思えます。

まだまだボクらを必要としてくれる方が居るのは嬉しい反面、
行政への複雑な思いを感じたりもするのであります。
(代打ショベル)
今回の現場は陸前高田市です。
陸前高田市は震災後4月より、長洞地区、広田地区でお手伝いさせていただいてましたが、
2011年12月を最後にご無沙汰をしておりました。今回は久しぶりの訪問です。

海岸近くにあって唯一残った建物。当時二棟あったうちの、手前の一棟は残すことに。

5階建ての建物ですが4階部分までは津波で完全に壊されてしまっています。
陸前高田に入るには必ずここを通りますが、毎回通る度に初めてここへ来た時の衝撃を思い出します・・



この日お手伝いをさせていただく陸前高田市復興サポートステーション。

当時長洞地区の漁業組合の会長さんです。

会長さんは、ボクたちが到着すると真っ先に駆け寄って来てくれて
『あの時一番最初に来てくれて ありがとう』 って、言ってくれました。
なによりも、ボクたちのことを覚えてくれてたのが嬉しかったです。
そして、あの時のことを覚えていてくれたからこそ、
『他のボランティアの人達じゃ危ないから、是非皆さんにやってほしくて』って待っててくれてたみたいです。
今回の現場です。


土地活用のために伐採をおこなった山。しかし、お金になる木は下ろしてもらえたのですが、お金にならない木は放置されたため、残ってしまった材木を山肌から下ろす作業です。
右下で作業の様子を見てるのが

依頼者のお父さん。とても個人でできる作業ではありません。

かなり急な斜面をよじ登って行きます。

遠くで見た時はわからなかったのですが、上ってみると小さな木もたくさん残されてしまってます。

まずは大物から搬出します。こんな風にデカイのを持ち上げて・・・・
ソンビ君が2mですので、木の長さは4mくらいありそうです。


ヨイショ


そしてひたすら下に落とします。


上から見るとこんな感じです。

もっと上から見ると・・・作業ヤードの広さと高さがよくわかります。

ひたすら頑張ります。

兎に角頑張ります。


男ならこんなのでも一人でいけるんですけど

女子一人じゃ無理だよね?

ここはすかさずヘルプ。

急斜面は普通に歩いててもこんな感じで

とにかく足場が悪いのです。

通常の作業に加え、足場の悪さがどんどん体力を奪っていきます。

そんな斜面での作業が続くと疲れてフラフラに。

すると、イライラしてくる輩も。
なに見てんだ?

やんのかコラ?

落ち着いてよー。

と言いながらも、ワタシも疲れちゃった・・・。

では、ひとまず休憩にしましょう・・・
と言った矢先、手の早い輩が・・・。
「勝手に持ってくなよ」

「窃盗か、コノヤロー」

予想以上に体力を消耗し、皆さんイライラしてますね・・・。
あれ?休憩の時に下りてこない人がいますが・・・。

瞑想してる?

理由はまた登るのが嫌だから。
休憩が終わるとまたこんな感じで四足動物で登らなくてはいけません。

なぜか成田リーダーだけ緑のビブス?イジメられているんでしょうか?
強靭なリーダーもこの斜面ではすっかり四足状態です。

頂上付近では少しフラットな場所があるようですね。
しかし大物がゴロゴロ転がっています。


どんどん運び出します。

中腹も大変です。
斜面に引っかかった木材はデカすぎて手では動かせません。

テコを使ってなんとか転がします。

それでもデカすぎて途中で止まってしまう・・・


なんとか下ろしたら

さらに

集積場所まで寄せます。全貌を見ると凄まじい太さの木ですね。

下の道路では交通誘導。車を止めています。

理由は
上にいるのが

ただただポイポイ投げ下ろすから危ない!

最初のうちは大きくてわかりやすかったのでいいのですが

だんだん小さくなってきて

夢中になって投げすぎです。

下界の人たちは道路に飛び出した木の回収作業。

大人4人でも持ち上がらない木が落ちてしまいました。
ゾンビ君たすけて。

よっしゃ、せーの、

ズルッ

本当に足場が悪そうです。ここは地下足袋が必要そうですね。
結構な量を出しましたね。
とりあえず午前の作業を終了します。

今日はこちらの公民館をお借りして昼食です。

思った以上に体力を消耗したので腹ペコなんですよね。塩分不足、醤油も大量投入。

大盛り大盛り。

おかわりおかわり。


HPを回復したところで午後の作業開始です。

この人は軽いの専門ですかね。

まだデカイのがゴロゴロしていますね。


HPはみるみる減っていきますが、どんどん運び出します。

一人で持てないのは

チームワークで協力して運びます。

こちらでも。

協力しないんだ・・・・。

なにか?

カメラを意識した演技だと信じたいものです。
そんな状況の中でも上の方はなんとか終了。
少し余裕が出てきた高田の大仏様。

なにやってんの?
切り株を見ると座りたくなるその心理・・・・。

それは急斜面にあって唯一平らな場所だからなんでしょうね。
次は下に下ろした木材を長さや太さで選別しながら片付けです。


ここもかなりの重労働のようです。


一人じゃ持ち上げられないモノばかり・・・



これは超大物、ボスキャラ登場ですね。
まるでエジプトのピラミッド構築の奴隷状態デス・・・・


皆さんの頑張りのおかげで選別も終わり

無事作業終了です。
最初の写真と見比べていただければ随分サッパリいたしました。

目に見える作業はやり甲斐がありますね。
皆様、重労働本当にお疲れ様でした!
陸前高田市の現在の様子です。
津波で全損した市街地は盛土をおこない嵩上げをおこなっています。
土砂運搬は大型トラックをあまり走らせないようにコンベアで土砂を運んでいます。

県が違えばシステムも違うようで・・・

一日で2万立米の土砂を切削し運び出す巨大システム。
このやり方が正しいかどうかはボクらではわかりません。
でも未だ仮設住宅で不自由な暮らしをされている方、
一日でも早く住んでいた所へ戻りたいと思う方が大勢いらっしゃるのは間違いありません。
2011年4月、当時。

現在。

2011年4月

現在。

瓦礫はすっかり片付いて町は整備されていますが、町の人たちはまだ帰って来られません。
本当の復興にはまだまだ多くの時間が必要だと思われます。
長い間この町を見てきた一本松もどこか不安げに思えます。

まだまだボクらを必要としてくれる方が居るのは嬉しい反面、
行政への複雑な思いを感じたりもするのであります。
(代打ショベル)
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