駄菓子が生んだ甘く切ない禁断の恋!
店に戻ってきたNeedleは、我が目を疑った・・・
本来、業務上の書類等が置かれているはずのカウンターの上に
あろうことか、大量の菓子が散乱していたのである・・・

へぇ~、駄菓子じゃん・・・
その惨状にNeedleが表に出した感情はその程度である
ただ、内心は穏やかではない・・・
あのガキ・・・
Needleが指す『あのガキ』とはモチロン、『舌打ち店長=よぢぃ』のことである
アノ野郎、こないだ聖火リレー見に行ったばっかなのに・・・
Needleがこのような感情に支配されていくのも仕方のない事なのかもしれない・・・
先日、ナメック星に行くとか狂った事を真顔で話し、更には親族の葬儀に参列する為と
嘘をついてまで聖火リレーを見に行った従業員が、あろうことか僅か数日でまた
己の職務を放棄して菓子と戯れていたなど言語道断、万死に値するのである
Needleが何気なく視線をズラした先には、小さな体躯を殊更大きく誇示しようと
象のエンブレムを配したモロッコヨーグルト達が我もの顔で、赫々と座していた

モロッコぉ・・・?
チベットみてぇな顔しやがって・・・
Needleはそう吐き捨てたとほぼ同時に、カウンターに座っていた一頭の雄熊の存在に気付く・・・
野生の本能とでも言うべきか、この雄熊は瞬時にこの僅か数秒後に己の身に降りかかるであろう
不測の事態を察知し、視線を外そうと細心の注意を払いながらゆっくりと頭を垂れ始めた・・・
その刹那、Needleが下からカレを睨め上げる!
雄熊の努力も虚しく、宙を彷徨っていたカレの視線はキリキリと絡め取られてゆく・・・
茫洋とした前途の中、カレの双眸がNeedleの狂喜の表情を捉えた瞬間、
Needleは静かにこう言った・・・
舐めろ!
薄っすらニタを噛んだNeedleの手には小さな木のヘラが握られていた・・・
雄熊にはソレがナンなのか瞬時に判断できた!
モロッコのヘラじゃん !?
だがカレにはソレがナンであろうと断る事ができない・・・
目の前に居るこの男こそ狂っている!
この男を納得させるだけの理由が無い限り、断ったりした日にはネグラまで焼失してしまう!
この男はこんな理由でも簡単に火を放つ事ができる!カレは直感した !!
雄熊は己ができる最大限の愛想笑いを浮かべ、そっとヘラを口に含んだ・・・

混ぜろっ!
Needleにそう言われた雄熊は平静を装いながらも動揺を隠せないでいた
他の2本と混ぜたらどれか判んなくなるじゃん !?
もしこの事を知らないでヨージくんが使っちゃったら・・・
でも・・・ヤラなきゃヤラれるのはオレだ !?
ごめん・・・ヨウジくん!
カレはヘラを戻しながら、寄せては返す罪悪感と必死に闘っていた・・・
≪人間とはナニかを否定して己を肯定する生き物である≫
カレもまた同様に己を肯定できる理由を捜していた・・・
あっ !? 間接キッスぅ?
カレはナニか・・・そう、カレなりの答えを導き出したようである
残念ながらカレも内在しているポテンシャルは決して高くはない・・・
いや、むしろザリガニぐらいしかないだろう・・・
然しながら、だからこそ短時間で悩むことなく答えを導き出せたという結果は
或る意味、幸せなことなのかもしれない・・・本来なら罪悪感に押し潰されていたのだから
次回、駄菓子が生んだ甘く切ない禁断の恋!-PART Ⅱ-
罪悪感から開放され間接キッスを夢見る雄熊と
そんなカレの想いに気付かない怠慢店長の恋の行方は !?
本来、業務上の書類等が置かれているはずのカウンターの上に
あろうことか、大量の菓子が散乱していたのである・・・

へぇ~、駄菓子じゃん・・・
その惨状にNeedleが表に出した感情はその程度である
ただ、内心は穏やかではない・・・
あのガキ・・・
Needleが指す『あのガキ』とはモチロン、『舌打ち店長=よぢぃ』のことである
アノ野郎、こないだ聖火リレー見に行ったばっかなのに・・・
Needleがこのような感情に支配されていくのも仕方のない事なのかもしれない・・・
先日、ナメック星に行くとか狂った事を真顔で話し、更には親族の葬儀に参列する為と
嘘をついてまで聖火リレーを見に行った従業員が、あろうことか僅か数日でまた
己の職務を放棄して菓子と戯れていたなど言語道断、万死に値するのである
Needleが何気なく視線をズラした先には、小さな体躯を殊更大きく誇示しようと
象のエンブレムを配したモロッコヨーグルト達が我もの顔で、赫々と座していた

モロッコぉ・・・?
チベットみてぇな顔しやがって・・・
Needleはそう吐き捨てたとほぼ同時に、カウンターに座っていた一頭の雄熊の存在に気付く・・・
野生の本能とでも言うべきか、この雄熊は瞬時にこの僅か数秒後に己の身に降りかかるであろう
不測の事態を察知し、視線を外そうと細心の注意を払いながらゆっくりと頭を垂れ始めた・・・
その刹那、Needleが下からカレを睨め上げる!
雄熊の努力も虚しく、宙を彷徨っていたカレの視線はキリキリと絡め取られてゆく・・・
茫洋とした前途の中、カレの双眸がNeedleの狂喜の表情を捉えた瞬間、
Needleは静かにこう言った・・・
舐めろ!
薄っすらニタを噛んだNeedleの手には小さな木のヘラが握られていた・・・
雄熊にはソレがナンなのか瞬時に判断できた!
モロッコのヘラじゃん !?
だがカレにはソレがナンであろうと断る事ができない・・・
目の前に居るこの男こそ狂っている!
この男を納得させるだけの理由が無い限り、断ったりした日にはネグラまで焼失してしまう!
この男はこんな理由でも簡単に火を放つ事ができる!カレは直感した !!
雄熊は己ができる最大限の愛想笑いを浮かべ、そっとヘラを口に含んだ・・・

混ぜろっ!
Needleにそう言われた雄熊は平静を装いながらも動揺を隠せないでいた
他の2本と混ぜたらどれか判んなくなるじゃん !?
もしこの事を知らないでヨージくんが使っちゃったら・・・
でも・・・ヤラなきゃヤラれるのはオレだ !?
ごめん・・・ヨウジくん!
カレはヘラを戻しながら、寄せては返す罪悪感と必死に闘っていた・・・
≪人間とはナニかを否定して己を肯定する生き物である≫
カレもまた同様に己を肯定できる理由を捜していた・・・
あっ !? 間接キッスぅ?
カレはナニか・・・そう、カレなりの答えを導き出したようである
残念ながらカレも内在しているポテンシャルは決して高くはない・・・
いや、むしろザリガニぐらいしかないだろう・・・
然しながら、だからこそ短時間で悩むことなく答えを導き出せたという結果は
或る意味、幸せなことなのかもしれない・・・本来なら罪悪感に押し潰されていたのだから
次回、駄菓子が生んだ甘く切ない禁断の恋!-PART Ⅱ-
罪悪感から開放され間接キッスを夢見る雄熊と
そんなカレの想いに気付かない怠慢店長の恋の行方は !?
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